« リトビネンコ事件の巨大な闇 | トップページ | 恐怖の結核 »

2007年6月 5日 (火)

出番間近?“千両役者”小泉

眠っているフリをしていた野心家が出番のタイミングを待ちきれぬようにチラリと姿を現した。

昨年9月に退陣した小泉純一郎前首相。その後「何も言わないことが安倍晋三首相への最大の支援」と周辺の人物に語らせ、自らはテレビ出演、インタビュー、講演、など公的活動を控えてきた。

元来、目立ちたがり屋である。その男がいつまでも隠れているわけはない。そこには計算があったと見るべきだろう。

4日夕、都内のホテルで開かれた川口順子元外相のパーティー。小泉氏は退陣後初めて、公の場で講演した。

「ドイツや洞爺湖のサミットで環境問題は各国首脳の大きな関心事になる。日本が主導的立場を果たさなくてはならない分野だ」(日経)

グローバルな大テーマで声を上げた。その豊かな表情と、勢いのある口調は、あたかも安倍首相との違いをこれ見よがしに強調するかのようだった。

そもそも、昨年9月の退陣そのものが、1年後をにらんだ小泉劇場パートⅡへのプロデュースの始まりだったのではないか。あのまま、総理の座に居すわれば、やがて国民に飽きられ、イラクでアメリカを支援した責任を追及され、さまざまな国内問題も噴出して、人気が下降線をたどっていくことは目に見えていた。少なくとも小泉氏には。

そこで、まだ続投を願う声があるうちに「見事な引き際」を見せ、国民に「良い印象」を残したまましばらく舞台裏に隠れておく。いずれ「小泉屋」の掛け声とともに、花道に颯爽と登場する機会が訪れることを、確信して。

そのチャンスは近い。そう僕には見えるのだが、いかがだろうか。

来るべき参院選。安倍自民党はいまの状況では勝てそうもない。敗北すれば、安倍首相の責任論に発展する。

ところが、ポスト安倍となると、残念ながらこれといった人材がすぐには見当たらない。「小泉再登板」の声が巻き起こる。

「いまさら私が・・・」と渋って見せる小泉氏。しかし、再登板のコールは続き、「それほどいうなら、仕方ねえなあ」と見得をきって、万来の拍手を浴びながら再び表舞台に登場する・・・などといった「見事というほかない臭い芝居」をつい想像してしまうのだ。

以上、お粗末な小咄の一席でございました。あしからず。

« リトビネンコ事件の巨大な闇 | トップページ | 恐怖の結核 »

「ニュース」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/335692/6672786

この記事へのトラックバック一覧です: 出番間近?“千両役者”小泉:

« リトビネンコ事件の巨大な闇 | トップページ | 恐怖の結核 »

フォト

1日1回応援クリックお願いします↓

過去の全ての記事

2016年6月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

microad

無料ブログはココログ