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2007年8月28日 (火)

「お家騒動予防」安倍改造内閣

またまた浅ましい“大臣病患者”たちの「合格発表」シーンを見せつけられた。そんなに、大臣になりたいのか。そんなに嬉しいのか。ならば、祝い気分を直ちに打ち払い、官僚に頼り切らず、官僚を真に生かせるよう研鑚を積んでいただきたい。

今回の内閣改造、派閥の領袖クラスや閣僚経験者を多用している。「重厚」「堅実」など、さまざまな形容をされているが、何のことはない、参院選敗北後、声を大にして安倍批判を繰り返してきた派閥や議員を黙らせるのが最大の眼目であったとしか思えない。

まず82人を誇る最大派閥、町村派からは会長の町村信孝氏本人を外相として入閣させた。

小坂憲次氏、石破茂氏、後藤田正純氏らが安倍批判の大合唱を繰り広げた63人の津島派からは額賀福志郎、鳩山邦夫、鴨下一郎の三氏が入閣。すると、みんな手のひらを返したように「まずまず評価できる手堅い布陣ではないか」。津島雄二氏の姿を見つけ「会長よかったですね」と手を振って大はしゃぎをする有力議員も。

まさに、お家騒動の火元になる可能性の高いところに、最も手厚い配慮をした形だ。

伊吹派からは会長の、伊吹文明氏自身が留任。高村派も高村会長が防衛相に就任。

参議院で安倍批判の急先鋒に立った舛添要一氏は厚生労働相への抜擢だ。権力の中枢にいよいよ近づいた舛添氏は「総理を批判してきた私でもいいのか聞いたら、そのほうがいい、といわれた」と、喜びを包み隠すかのように平然を装った。

一方、わずか2ヶ月で防衛相の座を明け渡すことになった小池百合子氏は「アイ・シャル・リターン」と、マッカーサーばりに締めくくって、うっすら涙を浮かべた。

安倍首相続投のキーマンを演じた麻生太郎幹事長は「組閣人事は総理の専権事項。すべて総理が決めたことです」と、疲れた表情でそっけなく語ったが、組閣に関与したことは疑う余地がない。ひょっとしたら影の総合プロデューサーであったかもしれない。

これで多少は身内からの批判の声が弱まるだろう。しかし、党内があるていど納得しても、国民はこの陣容に満足していないことを肝に銘じておく必要がある。とくに安倍総理の説明不足にはいつも物足りなさをおぼえる。

これから野党が攻勢を強め、政局は動く。党内だって、いったんは沈静化しても、流れによってはどこから反旗が翻らないとも限らないのだ。

これからやってくるであろう大波を乗り切るには、安倍総理、あなた自身の力に頼るしかない。

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