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2007年9月 2日 (日)

おかしな防衛省、守屋常勤顧問案

ほんとうにどうかしている。この国の官僚の身勝手さ、なんとかならないものか。

小池百合子前防衛相と人事をめぐるバトルを演じた守屋武昌事務次官。「防衛省の天皇」と異名をとるこの人物、今度は自ら「新聞辞令」を出して、防衛省に居すわり続ける“工作”をしたようだ。

退任後も常勤顧問として「個室」に出勤するという。おそらく側近の有力官僚にリークさせたのであろう。官庁の顧問職といえばは通常、非常勤だ。ところが常勤で毎日省内にいて、かなり後輩の後任事務次官の動向に目を光らせるとなると、「院政」をもくろんでいるとみられても仕方がない。

そんなことよりも、他の官庁はいざ知らず、少なくとも防衛省の人事を決めるシステムがちょっとおかしいのではないか。

まず、事務方で人事案を練り、それを大臣に持っていくと、これまではたいがいポンと判を押してくれた。しょっちゅう入れ替わる大臣は、しょせん何も分かっちゃいない「お客様」、ぜんぶ私どもにお任せください。そんなことが通例になってきたゆえに、守屋氏は小池大臣が決めた人事に抵抗したし、自分自身についての常勤顧問就任案も勝手につくってしまった。

かつて防衛政務次官もつとめ、事情にある程度精通している高村大臣のことだから、すんなり認めてくれると思ったのだが、筋金入りの官僚も今回ばかりは少々見通しが甘かった。安倍新内閣はただでさえ昔風の「党・官僚主導」に戻ったといわれており、官僚の思うがままでは、またまた批判のマトになる。

さすがの高村大臣も「新聞を見てビックリした。何も決定していない」と多少おかんむりの様子で、とりあえずこの人事を差し戻した。

「なめたらあかんぜよ、ということです」。日曜日にテレビ出演した高村大臣は明確な姿勢を示した。

こんな状況では、さすがの守屋氏も観念せざるをえないのではないか。

「考えの近い者ばかりを重用し、自分にそむく人間はことごとく排除してきた」と考えている反守屋派も大勢いるようなのだ。「自分がいないと防衛省はダメになる」などと考えているのは本人だけかもしれない。

とにかくいま、防衛利権をめぐる黒いうわさが絶えず、機密情報漏洩問題もくすぶっている。これから、防衛のあり方の見直し、憲法改正論議も高まってくるだろう。国民に納得できるスッキリした人事で、新しい防衛省をつくってほしいものである。

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