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2007年11月 4日 (日)

読売・渡辺会長の画策に乗ったら民主は崩壊する

どうやらあの人物がしゃしゃり出たようだ。例の強権ぶりで日本のプロ野球をダメにした「ナベツネ」こと読売新聞グループ本社会長、渡辺恒雄氏。なんと、この人が自民、民主両党の「大連立構想」をお膳立てしたのだという。

日曜日のTV番組、時事放談で彼は親友、中曽根康弘元首相とともに「大連立」を熱心に説いていた。

「福田さんと小沢さんはこれから何回も話し合っていくべきだ。国会じゃなくて、別のところで酒でも飲んで話せばいいんだよ」

マスコミのドンは政界のドンでもあったのか。この人のひと声で、国民から選ばれた議員たちの与野党トップが簡単に接近できる。いったい今は、いつの時代なのだ。

渡辺氏とはどういう人物なのか、あらためて確認しておきたい。東大を出て読売の政治記者になり、自民党の大物、大野伴睦や、政財界の黒幕といわれた児玉誉士夫と懇意になった。

児玉氏は戦後、旧海軍の莫大な資産を持って上海から帰国。その一部を自由党結党資金に提供。自由党はその後の日本民主党との保守合同で、いまの自民党になった。

児玉氏は政治家はもちろん右翼やヤクザ組織にもつながり「カネ」の魔力によって裏側から日本を動かす大物フィクサーにのし上がった。

大野、児玉、中曽根・・・こうした人脈が、「ナベツネ」というただならぬ人物をつくりあげた。

渡辺氏自身はマスコミの表舞台を歩み、読売グループのトップにのぼりつめたが、政界の裏も表も知り尽くした数少ない言論人かつ財界人といえる。

昔から、日本の政治は料亭での密談によって進められてきた。今回の党首会談への段取りも、東京都内の料亭が発端となったようだ。中曽根氏、渡辺氏、それに日本テレビの氏家取締役会議長が酒席で「大連立」をネタに大いに盛り上がった。ひそかに小沢氏と接触していた渡辺氏は「大連立」に自信ありげだったという。

おそらく、この後、渡辺氏から両首脳に「党首会談」への働きかけがあったと思われる。渡辺氏は福田政権誕生にも大きな役割を果たしたといわれる。

まさに、今の日本政界は裏のドンではなく、表のドンに支配されている感じなのだ。このままでは、数人の独善的な思想信条によって、政治までもがプロ野球と同様に、道を誤る恐れがある。

実に残念なことである。選挙や国会はなんのためにあるのか。国民の側に立った政治への改革が進められていると信じ込んでいた大半の人々の期待は裏切られることになるのだろうか。

もちろん、こうした国民不在の「大連立」は絶対に許してはならない。まず解散・総選挙で民意を問うべきだ。そうして自然な形で政界再編がおこなわれることを期待したい。

いま、民主党は「連立」に傾きかけた小沢代表と、他の大多数の党員との意識のズレが表面化し、危うい局面にある。小沢代表はもはや誰に何と言われようと、自民党の誘いに乗るべきではない。さもなければ、またまた「壊し屋」の汚名をかぶることになる。

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