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2007年12月13日 (木)

新型インフルか!?全世界が一瞬凍りついた

11日夕、ギクッとするニュースが飛び込んできた。中国南京市で、鳥インフルエンザの「人から人への感染」が疑われるケースが発生したというのだ。

時事電によると、中国政府から外務省に入った情報は以下のような内容だった。

24歳の男性が11月24日にH5N1型鳥インフルエンザを発症、27日に入院し12月2日に死亡した。その患者の52歳の父親が12月3日に発症して入院、10日現在、病状は安定している。二人とも家禽類との接触歴はなく、親子が感染したことから、「ヒト-ヒト感染」の疑いもある。

この一報を受け、厚生労働省はすぐさま中国からの帰国者を対象にサーモグラフィー(熱感知装置)などで、空港等での検疫を強化した。北京五輪をひかえた中国政府はもちろん、全世界に緊張が走った。

その後、中国衛生部が24歳男性のウイルスを分析した結果、「ヒト-ヒト」遺伝子への変異は発生していないことがわかり、ひとまず日本政府内にも安堵感が広がった。

もしこれが「ヒト-ヒト感染」の新型インフルエンザ第1号だったら、世界は大変なことになるところだった。新型ウイルスへの免疫がないため、爆発的に病気の流行が広がっていくからだ。

ただ、安心してしまってはいけない。今回は新型インフルエンザウイルスでないにしても、近い将来それが発生する確率はきわめて高い。

歴史上、30~40年周期でインフルエンザのパンデミック(爆発的大流行)が発生していると考えられている。近年では1968年の香港インフルエンザ以来38年間、パンデミックは起こっていない。周期からするとその時期が迫っていることになる。

新型インフルエンザは、すべて鳥からヒトに侵入したウイルスから発生している。怖いのはH5N1亜型の鳥インフルエンザウイルスが、すでにヒトに容易に感染するようになっていることだ。その証拠にインドネシアでは114人が感染し92人もが鳥インフルエンザで死亡、ベトナムでは感染者100人のうち、46人が亡くなっている。

さらにこれがヒトからヒトへ効率的に感染するようになると、遺伝子がヒト型に変異し、新型インフルエンザとなってパンデミックを起こす。今回の中国のケースはその入り口ではないかと心配される。

WHOが最も警戒しているパンデミックが起きた場合、過去の流行をもとに試算すると、世界人口の4分の1にあたる約15億人が感染する可能性があるという。

ただし、38年前までと違うのは、航空機の利用増により、国際間の人と物資の移動が格段に早まり、ウイルスを、時間単位で国から国へ拡散させる恐れがあるということだ。

かりにいま日本に新型インフルエンザが上陸したら、拡散防止や病院の受け入れ態勢が迅速に整えられるかというと、ひどく不安である。

空港や一部の病院でシミュレーションが行われているかもしれないが、ほとんどの国民が無防備な状況に置かれている。外出さえ危険な状況になれば、国の経済活動はストップし非常事態となる。しかもいつ終息するか分からない。

準備は早いにこしたことはない。国、地方、医療機関が一体となって、緊急指示系統の確立はもちろん、職場や個人にいたるまでの対応マニュアル作成を急ぐべきだろう。

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