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2008年2月11日 (月)

訪韓政治家たちも驚愕、民族の誇り「南大門」焼失

朝、目が覚めてテレビをつけたら、韓国・ソウルの「南大門」が燃えさかる映像がいきなり飛び込んできた。朝鮮王朝最古の木造楼閣が音をたてて崩れ落ちている。

ソウルには二度しか行ったことはないが、そのつど街のど真ん中で圧倒的な存在感を誇示していた城門の、末期の叫びは、ソウル市民の悲嘆の声となって広がっている。

たまさか、ソウルを訪問中の日本の政治家たちは、韓国国民の心を張り裂くようなこの悲報に接し、どう感じただろうか。

自民党の加藤紘一、園田博之、民主党の仙谷由人、枝野幸男ら超党派で組まれた一団16人。きょう11日、次期韓国大統領、李明博と会談する予定だが、加藤紘一が「自民、民主のリベラル勢力の結集を画策している」とする報道もある。

加藤は外務省チャイナ・スクールの流れにある親中派で、アジア重視の立場をとる。新保守主義勢力が幅を利かせている自民党にあって、つねに政権に批判的な言動を繰り返している。民主党の仙谷、枝野も小沢一郎のやり方に不満を持っている。

今年中の解散総選挙が予想されるなか、マスコミ各社のソウル支局は政界再編への動きの一つとして、彼らの動向をマークしていたのだが、南大門炎上という突然の出来事に、慌てふためいた。急遽、東京からの応援を要請するとともに、徹夜の取材を続けた。

訪韓団のメンバーもさぞかし驚いたことだろう。夜通し聞こえるサイレンの音。テレビは一部始終を流し続けた。いったんは、鎮火したかと思われたが、再び燃え上がり、韓国の誇る最高の国宝建築が崩落した。

韓国経済はいま、日本以上に危機的状況になっている。サムスンや現代などの世界的企業に部品を供給していた中小企業が、円安ウオン高で、日本企業にシェアを奪われ、次々と廃業している。製造業は中国企業に追い上げられ、中国市場でもかつてのように稼げなくなった。少子化が進み、将来の不安をかきたてている。富裕層の外国への移民も多く、資産の海外流出がとまらない。

サムスン電子などのグローバルな成長で、いったんはバラ色の夢を描いた韓国国民にとって、中国と日本に挟み撃ちされたかっこうの経済の低迷は、出口の見えにくい問題として、重くのしかかっている。

そうした状況のさなかに起きた、国の誇り「南大門」の焼失は、単に歴史的建造物の問題にとどまらず、民族の心のキズとして深く残る心配さえある。

当然のことながら、韓国を訪れている日本の政治家たちには、デリカシーと礼節をわきまえた言動がのぞまれる。

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