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2008年6月 2日 (月)

中川秀直「ステルス複合体解体で新しい日本を」

自民党にいろいろな考え方の人がいるなかで、あえて改革派、守旧派と色分けするなら、最近は改革派が多くなってきたようだ。「6割は改革派だろう」と元幹事長、中川秀直はいう。

いわゆる族議員らの抵抗で、一時は流れると予想された国家公務員制度改革法案が、成立する見通しになったのは、なによりその証拠だ。

たとえ派閥の幹部に古いタイプの政治家がいて、ふだんは改革の旗色を鮮明にできなくても、条件さえ整えば結束し、民主党の修正案も受け入れる。

「渡辺大臣が孤立しているように見えたので、改革派議員から応援する声が高まってきたんですよ」。

「この法案を通せなければ自民党はもう終わりだ」。中川はその声を受け、党役員への働きかけを福田首相に促し、党国家戦略本部のメンバーを動かして成立への道筋をつけた。

自らを成長重視、増税反対の“上げ潮派”と呼ぶ中川は党内に改革勢力のエネルギーが充満しつつあることに意を強くしているようだ。

このところ政界再編をにらんだ言動が目立ち、小泉純一郎との水面下での連携も取りざたされる渦中の人に、テレ朝のサンデープロジェクトからお呼びがかかった。

6月1日の放送で、まず、話題の中心になったのは彼の造語「ステルス複合体」だ。

近著「官僚国家の崩壊」で使われたキーワード。日本の各界各層に巣食う見えざる抵抗勢力をいう。たとえば、官僚機構などにネットワークをはる東大法学部共同体などだ。

彼はこの「ステルス複合体」が日本を危うくしていると指摘。その解体に挑む意気込みを明確に打ち出して、存在感をアピールする。田原総一朗とのやりとりの一部。

田原 「この本で、劣化したエリート官僚をたたきなおすと言っているが、どんなところが悪いのか」

中川 「政策を失敗しても誰も責任を取らない。それが最大の問題だ。国民から反発が起きているのも官僚国家の怠慢とかムダに対する怒りだと思う」

田原 「怠慢とはどういうところか」

中川 「例えば、大きな戦略的なことをやろうとしない。目先の修繕はやる。つぎはぎ、パッチワークはする。10年、20年先のこと、例えば人口は9000万を切るが、それに対してどうするか。そんな戦略はいっさいない」

公務員や議員の削減案も、大胆だ。自衛官を除く国家公務員33万人を10万人に。警官を除く都道府県職員35万人を15万人に。消防、教師等を除く市町村職員105万人を20万人に。国会議員なら、参院(242人)は50人、衆院(480人)は200人でいいという。

「大変な改革だが、人口がこれから4000万人も減っていくんだから、道州制にし、公務員の数を3分の1くらいにしないと、日本経済の発展もないですよ」

そして、焦点の政界再編に関しては次のようにいう。「いまや、与党にも野党にも飽き足らない人が国民の6割を占めるだろう。そういう人たちが共感する新しいビジョンや価値観を示し、“開国”への国民運動にしていかねばならない」

既存の政党のワクをこえ、新しいビジョンのもとに同じ価値観を持つ人が結集する必要がある、という主張だ。

4月23日の当ブログで書いたように、すでに中川は小池百合子とともに自民、公明両党の議員約60人による「もくたつ議連」を結成。

そのうえで、9月の民主党代表選挙にむけ、民主党内の路線対立をあおり、一部民主党議員を参集させるための環境づくりを進めている。

前原誠司・枝野幸男グループ「凌雲会」や、玄葉光一郎・原口一博らの「志士の会」には、中川らの考えに近い議員が多いといわれる。

「小泉さんと中川さんはウラでつながっているんじゃないか」との問いにも、明確に答えた。

「つながっているといえば、そうかもしれません。政治家だけでなく、日本全体で新しい価値観をつくり、不満を改革のエネルギーにしていかねばならない。そういう点で、小泉さんと一致しています」

現に小泉純一郎はもくたつ議連の名誉顧問である。格差社会や、悪名高き後期高齢者医療制度の張本人と批判される小泉だが、動乱期ともなればそのカリスマ性は威力を発揮するだろう。

政界再編に向け、中川は相当に肝が据わっているとみた。

                      (敬称略)

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コメント

中川氏を政界再編の軸とするは、治安の観点から見て極めて危険ではないでしょうか。彼は暴力団と海外の反日勢力(というより日本民族の遺伝的消滅を願う宗教団体)の利益代表でしかありません。
彼のいう改革とは日本の国益の毀損のみを
その終極の目的としていることを、パパ氏にも気づいて欲しいのですが…

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