観光中の自国民が射殺されても、気迫ある抗議ができない韓国の実情
これは一種のテロではないのか。北朝鮮の海岸を、金剛山観光に来ていた韓国の女性が散歩中、警備兵に銃撃され死亡した。
事件の状況は北朝鮮当局の発表によるしかない。真相は永遠の謎のなかに封印されるだろう。「フェンスを乗り越え立入禁止区域に入った女性を、警備兵が呼び止めたが、逃げ出した」という説明は、銃撃の理由として納得できるものではない。
朝鮮日報によると、事件当日、金剛山には韓国の観光客1300人がいた。付近を行き交う人が韓国人観光客であることを、北朝鮮の軍人は承知していたはずだ。早朝の薄明かりとはいえ、武器を持たない女性であることは確認でき、銃撃する必要など何一つなかった。
ならば、警備兵個人の精神錯乱か、それとも何らかの意図をもっておこなわれたのか。おそらく後者だろう。海岸を一人で歩いている無辜の人間をターゲットにする、というやり口は、日本における一連の拉致事件を思い起こさせる。
政治的意図があるとすれば、韓国大統領、李明博に向けられたものだろう。北朝鮮は、韓国内の親北左派勢力の動きにより、李明博に間接的に激しい揺さぶりをかけている。
BSE問題に乗じて、韓国進歩連帯、韓総連、南北共同宣言実践連帯などの親北左派団体が大規模な反政府デモを主導し、李大統領が謝罪に追い込まれたことは、現時点における韓国の対北政策の難しさを物語っている。
金剛山の女性射殺事件で、北朝鮮が強硬な姿勢を示し、韓国の反発に気迫が感じられないのは、そういう背景が影を落としていると思われる。
北朝鮮当局は「事件の全責任は韓国にある」とし、謝罪を要求しているが、これではアベコベである。本来、謝罪を要求すべき立場の李大統領は「到底理解できない」として、真相の徹底究明を指示したのみ。どうやら韓国は大きな外交問題にしたくないようだ。
金大中、盧武鉉の10年間で、韓国社会の各界に、左派勢力が浸透している。経済の悪化により、昨年末、李明博の保守政権が誕生したものの、あまりにも性急な経済浮揚の要求に応えられず、悪戦苦闘しているのが現実だ。
「同一民族」のシンパシーに訴えかける金正日総書記は、この状況を利用し、38度線の向こうから、李明博に強いプレッシャーをかけ、李政権の「囲い込み」あるいは「追い込み」をはかっているようにみえる。
テロ支援国家指定解除を急ぐアメリカに見捨てられ、韓国も身動きがとれない状況で、六カ国会議にのぞんだ日本は孤立の様相を深めている。韓国を含む各国は重油95万トン相当のエネルギー支援に向けて米朝のシナリオ通りにコトを進めようとしている。
本来なら、何の罪もない女性観光客を軍人が射殺するという今回の事件で、韓国政府は支援への動きをストップするべきだ。日本との“共闘”があり得るはずだ。
「拉致問題が進展しない限り、支援に加わらない」と主張する日本に歩調を合わせ、同じように拉致問題をかかえる韓国も「拉致問題と射殺事件の解決がない限り、支援はしない」と宣言すべきではないか。
北朝鮮の核計画申告や核施設の無能力化が欺瞞に満ちたものになることは、米国のヒル国務次官補がいちばん知っているはずだ。
彼は親しい友人に「北朝鮮は悪魔だ。最低だ」と漏らしたと聞いている。人間としての良心より、「交渉成立」を優先させる姿勢が、六カ国協議の虚しさを生んでいる。
このまま北朝鮮の思惑通りに進めば、無慈悲な銃弾の犠牲になった韓国女性は浮かばれない。
(一部敬称略)


内容が薄っぺらですよ(笑)
>「フェンスを乗り越え立入禁止区域に入った女性を、警備兵が呼び止めたが、逃げ出した」という説明は、銃撃の理由として納得できるものではない。<
十分理解できます。平和ボケの日本人には無理でしょうね。
>付近を行き交う人が韓国人観光客であることを、北朝鮮の軍人は承知していたはずだ。<
観光客の格好をした者が観光客であるということにはならない(笑)
>本来なら、何の罪もない女性観光客を軍人が射殺するという今回の事件で、韓国政府は支援への動きをストップするべきだ。<
無理無理(笑)
韓国と共闘なんてありえない。
韓国は明確な「敵国」でしょうね。
中身のない薄っぺらなブログですね。
投稿 nao | 2008年7月14日 (月) 23時09分
政策転換して拉致問題を話し合いで解決するべきだと主張する日和見左翼や利権政治家が存在するが、日本の立場は今まで全く交渉をシャットアウトした事はない。交渉するべきだと主張する輩は「問題のすり替え」をやっているだけで、何とか制裁解除をさせしょうとしている。何故か、制裁が聞き始めているからだ。北朝鮮が拉致問題交渉をしたいなら日本は何時でもオープンである。それをやらないのは北朝鮮の問題で、「日本が孤立する」と主張する輩も「日本が何から孤立する」のか説明する責任がある。
投稿 二本人でない日本人 | 2008年7月15日 (火) 01時49分
いつも勉強になる情報をいただきありがとうございます。
自分も、韓国との協調・共闘できる姿勢を追求する視点を失ってはならないと思います。
反日教育という日韓離間の策は、米中露などの超大国の支配を強める効果しかありません。それは古代中国の合従連衡の時代から変わらない真実であり、強者は常に弱者を合い争わせようとしてきましたからね
本当に学ぶ者は今日のブログ記事に書いておられるように近代化と人口増加、日本統治時代とそれ以前の違いを知っているではありませんか。
あと、薄っぺらい中身のないブログなら誰もコメントしないでスルーするでしょう。
投稿 りゅうさん | 2008年7月15日 (火) 22時43分