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2008年7月 2日 (水)

「悲しい寂しい」自民党の老化細胞

人間の体なんてものは、全ての細胞に血液がまんべんなく行き渡っているからもっている。細胞どうしが血液の取り合いをするなんて愚はしない。それが自然の偉大なところだ。

政治の世界は、愚かな細胞の寄せ集めだから、そうはいかない。カネの取り合い。それが全てになっている。

アゴの津島センセイ率いる自民党税調が昨日開かれたらしい。増税派の消費税アップ論の根拠は、09年度中に基礎年金の国庫負担率を2分の1に引き上げねばならず、2.3兆円の財源が必要だからとか。

「安定的な財源を確保するには消費税に限る」。だけど、「選挙があるからやめておこう」。何をウジウジやってるんだ、勝手にしろ。

政治家が国民からむしりとる方策ばかり考えている間に、景気は落ち込み、税収は減り続ける。07年度一般会計の法人税収は昨年12月の見通しより1兆5300億円も下回った。経済無策だと、いくら消費税を上げても、景気悪化で税収はかえって下がるだろう。

各省庁も、そのなかの部局も、地方自治体も、ありとあらゆる行政の細胞が、必死になって自分のところに血液を取り込もうとしている。そして「合成の誤謬」でガタガタになった日本の身体。その責任は、いちおうこの人、福田さんが負わねばならないわけだ。

洞爺湖サミットってのがもうすぐある。福田さんはすごいプレッシャーがかかっている。そりゃそうだ。世界のリーダーといわれる連中を仕切るんだから。なめられないようにしなきゃいけない。

こういうときの相談相手はだいたい森喜朗というお方。昨日、首相じきじき、官邸近くの森事務所に赴いて「ご意見伺い」をした。そのときの森センセイのアドバイスは、洞爺湖サミットよりも、その後の政局運営が中心だったようだ。

「ぎりぎり来年9月まで解散することはない。衆院でまけたら野党になる。野党の幹事長をやったことがあるが悲しい寂しい11ヶ月だった」

森さんや福田さんが「悲しい寂しい月日」を送らないよう、解散をしないでおこうという、すばらしいエゴ合意がお二人の間でできあがった。

自民党という細胞は、もう老廃物による「末期症状」が激しく、ちょっとやそっと新鮮な血液を輸血したところでどうにもならないようだ。

選挙の結果など気にせず、国のために決起する若きサムライはいないのか。既存の政党など放っておけ。志で集まれ。国を新鮮な細胞の集合体につくりかえたら、カネはあとからついてくる。

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コメント

はじめまして。
人間の体でも、その増殖に血管の新生が追いつかず、血液の供給が追いつかなくなって内部から壊死(細胞が死んでしまう)を起こす病的状況があります。最終的には、その人を死にまで追い詰める、日本人の死亡の原因の約1/3を占めている病気のことです。
野暮なコメント失礼しました。

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