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2008年9月27日 (土)

矢野招致のカードを引っ込めた鳩山の真意は

民主党幹事長、鳩山由紀夫は26日の記者会見で、元公明党委員長、矢野絢也国会招致について、以下のように語ったという。

「政府が国会をできるだけ短くしたいともくろんでいるなかで、招致することは容易ではない」

これは、矢野を参考人、または証人として呼ぶことを、臨時国会においては見送ることを示唆している。早期解散が予想されるなかで当然といえば当然の判断だが、あえてカードを引っ込める必要もない。

矢野は評論家活動を妨害されたとして創価学会を提訴。民主党は国民新党とともに公明党揺さぶりの切り札として国会招致の可能性をチラつかせていた。

これに対し公明党が描いたシナリオは、矢野の国会招致による創価学会批判を避けるため臨時国会を短期間で切り上げ、早期に解散総選挙に持ち込むことだった。十分な時間的余裕をもって来年7月の都議選に備えるためにも早期解散を必要とした。

与党に逆風の吹く総選挙を有利に戦うため、人気の高い麻生太郎に総理の首をすげ替えることをキングメーカー、森喜朗に要求し、首相への前段階として幹事長になった麻生との連携を深めながら新政権誕生にこぎつけた。

ところが、麻生内閣成立後の世論調査結果がかんばしくないことから、ここへきて自民党内に早期解散にブレーキをかける声が出始めた。

新内閣が発足した日、小泉純一郎はつぎのようなことを同僚議員に語ったという。

「民主党はどんどん公認候補を立てているから、解散するぞと思わせながら任期満了(来年9月)まで解散しなければ、(資金枯渇で)干上がるぞ。そうしたら麻生さんは長期政権だ」(産経)

これは民主党が一番困るシナリオだ。基本的には公明党も同である。ただ「来年7月の都議選のあとの総選挙ならいい」と公明党に開き直られるのはまずいだろう。

鳩山由紀夫は、小沢一郎の国替え問題について、公明党の太田代表の選挙区も「面白い」と脅しのような発言をしていたが、少し柔軟姿勢に修正する必要を感じたのではないか。

深読みしすぎかもしれないが、矢野招致見送りを示唆する鳩山発言は、矢野カードをあらためて認識させる一方、解散権を持つ麻生首相に「早期解散」への影響力をちゃんと発揮してほしいという公明党へのメッセージをこめているようにも思われる。

民主党は補正予算案可決に後ろ向きと見られたくないため、9月29日の所信表明、10月1日からの各党代表質問を経て、衆参2日ずつ審議したうえで11月9日投開票、という提案を与党側にしている。

しかし、小沢代表は代表質問が終わった直後の「10月3日夜」解散を予想しているという。

公明党の太田代表は日本記者クラブの講演で「麻生氏への期待が高い数字が出た。このままで行く流れに変化はない」と世間や自民党内の評価とは異なる見解を述べて、早期解散を強調した。予算審議入りにも慎重な姿勢を示していることから、「10月3日」説はかなり有力かもしれない。         (敬称略) 

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